野営した日の朝は早起き。
朝から散歩やランニングをする人が来る前に撤収しなければいけないからです。
今日も5時半に起きました。
でも、散歩する方たちの姿が。
お年寄り恐るべし。
邪魔にならないように急いで片付けます。
今日は朝焼けがきれいでしたー。

まだ東の空に三日月がありました。
早起きは普段みることができない景色を見せてくれるのでオススメです。
出発の準備が整い、いざ鹿児島へ。
まずは、鹿児島県曾於市へ。
なんで、僕がここに行くかは分かる人にはわかるはずです。
あえて言及しませんが。
お昼前に曾於市の道の駅に到着。
のどかでいい所です。
併設されている地元の特産品が集まるお店へ。
鹿児島と言えば「さつま芋」!
お昼前なのに我慢できずに購入。
もちろん曽於市産のさつま芋を使っています。
めちゃくちゃおいしい。
ねっとりした感じがたまりません。
しっかり甘い中にも芋の味もしっかりしています。
お芋最高。
焼きいもを平らげたところなのですが、今からお昼ご飯を食べに「霧島市」へ。
ここは、「壺酢」で有名らしく、黒酢を作っているすぐ隣で壺酢を使った料理が頂けるレストラン「壺畑」があるらしい。
これは行くしかない。
なんかおしゃれすぎて入るのを渋りましたが、意を決して店内へ。
店内は広々としており、窓の外には黒酢を作っている壺がぎっしり。
さらにその奥には「桜島」を望むことができるという絶景ぶり。
僕は、「特製酸辣湯麵」と「酢豚」を注文。

酸辣湯麵は初めてでしたが、黒酢の酸味と香辛料の辛さのバランスが丁度よくクセになる味わい。
酸味もただ酸っぱいだけではなく、奥深い味わいが感じられました。
餡掛け風のどろっとしたスープも麺によく絡んで美味しかったー。
酢豚も、黒酢の酸味で野菜の甘みと肉のうまみが引き立てられており絶品でした。
他にも、ランチセットや黒酢をふんだんに使ったコース料理などもあり、何回来ても楽しめそう。
食後には黒酢ドリンク。
おいしいジュースでした。
これが健康にいいなんて。
黒酢とは末恐ろしい食品です。
帰りにお土産として黒酢食品を爆買い。
実家に送りつけましたー。
続いて、レストランからも少し見えていた「桜島」へ。
すごい、本当に黒い煙が上がっている。
道路脇には火山灰が積もっていましたー。
ジュラシックワールドに来た気分です。
そして、湯之平展望台へ。
ここからは桜島を間近で見ることができます。
なんと、火口までの距離は3キロ。
噴火したらひとたまりもありません。
でもすごい迫力でした~。
こんなに活発な火山をみたのは初めてだったので、大地のパワー的なものを感じました。
反対側に行くと、鹿児島湾も望めます。
山も海も楽しめるなんて贅沢です。
帰りはフェリーで桜島から鹿児島市内が出ているのでそれに乗船。
ここでも、新たな出会いが。
僕が原付で乗船の待合所に向かうと、そこには一人のおばあちゃんの姿が。
そのおばあちゃんも原付で鹿児島から桜島に来た帰りらしく、僕が群馬からはるばるやって来たことを知って驚いていました。
お話していると突然、「これくらいしかしてあげられないけれど」と差し入れをしてくださいました。

本当にありがとうございました。
最後のおばあちゃんの言葉が忘れられません。
「絶対、無事に家に帰るんだよ」
あの目はすごく力強かった。
これでまた旅をやり切る理由が増えました。
おばあちゃん、本当にありがとう!
鹿児島新港でおばあちゃんと別れ、本日の宿へ。
明日は沖縄行きへのフェリーに乗船するので、港に近い駅前のゲストハウス「リトルアジア」へ。
こんな好立地なのに1300円て安すぎです。
チェックインを済ませ、夕食を食べに「天文館」へ。
天文館とは、飲食店が集まっている飲食街のことです。
僕はその中にある、「熊襲亭」へ。
ここでは、鹿児島の郷土料理の一つである「酒寿司」を食べることができます。
酒寿司を注文したところまでは良かったのですが、追加で芋焼酎「白波」をロックで注文。
これが後々自分の首を絞めることに。
まずは「白波」が。

初めての芋焼酎ということもあり、アルコール度数も知らずに美味しく飲んでいたのですが、酒寿司が届くころには、もう出来上がってましたね。
ロックの最初の方なんてほぼストレートみたいなものなので、25パーの酒をコップ一杯飲み干していたわけです。
それは、お酒の弱い僕は潰れますわ。
それに追い打ちをかけるようにして「酒寿司」が到着。

酒寿司とは、「九種類の具材とご飯一升、地酒一升を1対1の割合で押し寿司にし、お酢を使わずに地酒で一昼夜発酵させた「なれ寿し」」らしい。
これは強烈。酔っていた僕にとっては、お酒とご飯の味しかしませんでした。
これだけだったらもっと楽しめたのに。
完全にオーダーミスでしたー。
頼んだからには完食以外は許されないので、全力で完食。

ごちそうさまでした!
なんだかんだで美味しかったです。
しかし、お酒が弱い人にはどちらか一方だけのチョイスをお勧めします。
今日、宿取っといて良かった~。
明日は、いよいよ沖縄行きのフェリーに乗り込みます!
原付通算走行距離;約4456キロ
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